蔵熟みかん農家さんでこの夏は「ブルーベリー狩り」を体験する

小箱新聞のエリアは神奈川県西部。横浜・川崎等の東部エリアとはがらりと趣が変わる。

東部は、みなとみらい・関内や文化施設等、衣食住全てが洗練された魅力的なエリア。

一方、西部エリアはまだまだ未開発部分を残し、古のしきたりを重んじた対極のエリア。里山や歴史遺産に囲まれたエリアには、観光産業を始め第一次産業等など種々の産業が嗜好を凝らしながら展開されている。

とかく観光産業ばかりがクローズアップされがちだが、どっこいよく見れば第一次産業も頑張っているのだ。

そこで、今回は温州みかん&ブルーベリー等を産出する小田原の農家、なんと今もなお300年も続く「あきさわ園」をリポートする。

観光産業・第一次産業等など江戸時代から続くみかん農家の後継ぎとして奮闘している秋澤史隆氏に話をうかがった。

秋澤 史隆笑顔がさわやかな、まさに地でいく好青年といった第一印象だ。

事務スペースで話をうかがったが、奥からはお母様・お嫁さん・お子さん達のにぎやかな声が聞こえてきて、家族皆が笑顔のかたまり。

おいしいみかんの立地条件はいくつかあるらしい

  • 「土」水はけがよい土壌
  • 「陽」南向き斜面
  • 「温」南を除く三方を山で囲む防風地
  • 「風」栄養豊かな相模灘の風

立地条件

これに先ほどの最後の調味料「家族の笑顔と声」がブレンドされる…

話を聞く建屋の横には「蔵」があった。
白い漆喰壁の堅牢な扉が、その時間を物語っている。

聞くと、あきさわ園では収穫後しばらく蔵で熟成させ、出荷するという。

あきさわ園のみかん

みかんが家族の笑い声を吸収している時間なのだろう。

あきさわ園のみかんは単純な甘さではない「味」がここにあった…

喧嘩のあとの「甘酸っぱさ」
笑いあった後の「さわやかな潤い」
家族という「深い香り」

なるほど、美味しいわけである。

話をうかがう中で、出来るだけ農薬を使用せず(減農薬)、動植物たちと共生し 自然のしくみに逆らわない有機栽培による農業を目指すと語る史隆氏。

その目はまさに有機栽培で育った目をしていた。

秋澤 史隆 氏

秋澤 史隆 氏

1980年 誕生。幼少より父の影響を大きく受ける
1998年 神奈川県立平塚農業高校卒
2003年 東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科卒

青年海外協力隊やNPO団体を通じ、農業・生活の調査や実習を行う。単身で農場に住み込み、労働者と共に働きながら調査を実施。南米各国をまわり、米国にも短期留学をする。

2005年 帰国後就農

ラズベリー・マルベリーなど栽培開始。ジャム&ピクルスによるラインナップを増やすことにより、加工品生産の強化を図る。300年の歴史のあるみかん栽培を中心に、橘地域の里山景観と地の利を活かした農業の可能性を模索中。

 
また、あきさわ園ではみかん以外にも数多くの農産品を生産している。

これからの時期は、夏休みシーズンの7/20~8/31まで「ブルーベリー」の収穫時期にあたり、ブルーベリー狩りが出来る。

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